人生100年時代と言う言葉をよく耳にします。この長い人生を大きく三つの時期に分けるならば、青少年期、壮年期、中高年期となるでしょう。
青少年期は学校で学ぶことが中心になります。また壮年期は社会の中で学びながら、そのことを生かしていく時期です。
人生の中では最も忙しく働く時期です。そして中高年期は社会の責任から解放されて、与えられた時間をある程度自由に用いることのできる時期です。
わたしたちはこのような人生を歩きながらどこに向かっているのでしょうか。それはすべての人が知っているゴール、
すなわち死です。将来への希望に満ちて学ぶ青少年期、たくさんの目標を定めて働く壮年期には、死というゴールをほとんど意識しないかもしれません。
しかし中高年期になると、特に自分の親を天に送るという経験をすると、死というゴールを意識するようになります。
それでもほとんどの人が死を忘れるようにして人生に没頭しています。そればなぜでしょうか。死んだら終わりだと思っているからでしょうか。
そのようなわたしたちに聖書は語ります。「すべてに耳を傾けて得た結論。『神を畏れ、その戒めを守れ。』これこそ、人間のすべて。」と。
わたしたちの人生は、わたしたちを創造された神の手の中にあります。仕事に集中している時も、仕事をリタイア―して自分の時間を楽しんでいる時も、
人生の終局で死を迎える時でさえも、全ての時が神の手の中にあります。この神を知り、この神の手の中で人生を生き抜く時、
わたしたちの魂には大きなやすらぎと平和が訪れるのです。聖書をとおしてこの神の存在を知ってください。