所沢駅東口から徒歩5分の教会。毎週日曜日10時半〜礼拝。

2022年10月のメッセージ（変わることと変わらないこと）

　 私たちの住んでいる日本は、今大きな転換点にあると思います。為替に見られる経済の問題、政治の影響力が低下している問題、 結果として海外にインパクトのある情報を発信できないという問題などなど、数え上げれば切りがありません。 しかし、これらの問題を根本的に解決できる手段を見出せません。変わろうとしても変われないという問題に直面しているのだと思います。 変わるためには確固たる判断基準が必要です。私たちの国にとって確固たる判断基準とは何なのでしょうか。

　聖書にも変わることができないまま、大国に翻弄されたユダ王国の物語が記されています。この王国には代々、神を信じる王が立てられていました。 しかし隣国との関係で、神の力よりも周辺の大国の軍事力や経済力に頼ろうとする、たくさんの王が現れるようになりました。 ユダ王国は変わることのない真実の神という判断基準から、いかようにも変わってしまう人間の判断基準へと軸足を移していきました。 そして、どう変わったらよいかが分からなくなってしまったのです。王国成立から約330年が経過したとき、 ユダ王国は大国バビロンによって滅ぼされ、バビロンの属国となったのでした。

　聖書は唯一の変わることのない神という基準を示しています。そのお方は、私たち人間の一人ひとりを創造し、天地を創造された神です。 この神に軸足を置き、この神により頼む生活だけが、困難に直面したとき、どう対処したらよいのかを教えてくれます。 問題が山積している中で、この神を信じ、この神に軸足を置いて歩んでいただきたいと願います。