所沢駅東口から徒歩5分の教会。毎週日曜日10時半〜礼拝。

2022年12月のメッセージ（神を信じる者と国家）

　 所得税、住民税、消費税、自動車税、私たちはたくさんの種類の税金を納めています。 しかし、その使用目的については、メディアの情報からその一部を知ることしかできません。 そのような中で消費税がさらに増税されるとの情報に接すると、またですか？と思ってしまいます。 さらにはその税金の使用目的が不明確であるならば、なおさら不信感がつのります。 私たちが少しでも納得して税金を納めることができるような説明を政治家の方々に求めたいのです。

　新約聖書が書かれた時代、当時のユダヤはローマ帝国の支配下にありました。 だから人々は皇帝に税金を納めることになっていたのです。一方で神を信じる人々は、神への感謝の献金もしていました。 どちらが重要ですか？と質問されたキリストは、「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」（新約聖書ルカによる福音書20章25節）と言われました。 神は私たち人間をはじめとする世のすべてのものを創造されました。そして政治家を立てて国家を支配しておられます。 同様に、神を信じている人たちを守ってくださっています。 そう考えるならば、国家に納めるべき税金は国家に納め、神への感謝は神への献金として納めなさい、ということになるでしょう。

　しかし税金の使用目的が不明確になるにつれて、つのってくる私たちの不信感はどうしたらよいのでしょうか。 そのとき思い起こします。国家も神を信じる私たちも神が支配しておられるということを。 そして私たちは、政治家のために神に祈ることができるのです。「神よ、立てられている政治家に神の知恵を授けてください」と。 全能の神の力を信じて祈るとき、私たちの心には神の平安が与えられるのです。