イエス様は聖書の中で放蕩息子のお話をされました。お父さんのもとに二人の息子がいました。
しかし弟息子は、お父さんの財産をもらうと、全部をお金に換えて旅に出ました。
たくさんのお金が手元にあったので、どんどんお金を使って食べたり飲んだり遊んだりしました。
しかし、しばらくするとたくさんあったはずのお金を使い果たしてしまったことに気づきました。
食べるものを買うことができなくなった弟息子は、豚の世話をしながら、その餌で飢えをしのぎたいと思うほどに落ちぶれました。
しかし、そのとき弟息子の頭にお父さんのことが思い起こされました。財産をもらって全部使い果たしてしまったことを、
お父さんになんと報告したらよいだろうかと思いましたが、とにかくお父さんのところに帰ろうと決心することができたのです。
家に近づいた弟息子を遠くに見つけたお父さんは、お父さんの方から走り寄り、弟息子を抱きしめたのでした。
お父さんは財産を使い果たして無一文になった息子を叱るのではなく、「よく戻って来た」と抱きしめたのです。
そして、弟息子が戻って来たことを大喜びしながら盛大な宴会を開いたのでした。
このたとえに出てくるお父さんとは、神様のことです。そして弟息子は私たちのことです。
わたしたちは神様を知らないので、自分の思いのままに過ごしています。しかしあるとき、それは行き詰ってどう進んだらよいかわからない時かもしれません。
しかしお父さんである神様に頼りたいと思う時があります。神様を知りたいと思ったとき、お父さんである神様は、
「よく私のところに戻ってきたね」と大喜びをしてくださいます。日曜学校でこのような神様を知ってください。