葬儀に参列するたびに思わされることがあります。それは「人はどこから来て、どこへ行くのか?」という問いです。
前半の問に多くの人は答えるでしょう。「人はお母さんから生まれてきた」と。ではそのお母さんはどこから来たのでしょうか。
さらにそのお母さんは?と問うていくならば、明確な答えにたどり着くことができません。では後半の問いはどうでしょうか。
多くの人は答えるでしょう。「死んだら終わりです」「死んだらどうなるのかは分かりません」と。これもまた明確な答えがありません。
しかし聖書はこの問いに明確に答えてくれます。「人は神によって造られ、神のもとへと帰る。」
でも証明できないでしょうとの質問が帰ってきそうです。そんな私たちにイエス・キリストは聖書を通して語りかけています。
「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない」(ヨハネによる福音書11章25節〜26節)と。
たとえ人間の肉体が死を迎えたとしても、その魂は神のもとへと帰り、神と共に永遠に生きる。
そればかりではなく、死を迎えた体は一時的に墓に葬られて休むけれども、終わりの日に新しい体で復活し、体と魂が一つになって神と共に永遠に生きるのです。
キリストは生きていてわたしを信じる者は決して死ぬことはないと言われました。
今生きている私たちが、「復活であり命である」キリストという神を信じるならば、私たちは死んでも生きる。神と共に永遠に生きるのです。
人は神によって造られ、神のもとへと帰り、神と共に永遠に生きる存在なのであります。