仕事は一人ではできません。仲間の助けが必要です。それだけではありません。必ずお客様がいます。商品を作って売る場合には、それを買ってくださるお客様がいます。この時お客様がいくらで買ってくださるのか。売る側が1,000円の価値があると思っても、お客様に900円の価値しかないと言われれば、売り買いは成立しません。
ここでお客様にどれだけ価値も認めていただいて1,100円で買っていただくか。これは仕事での一つの交渉術です。どうしても価値を認めていただけない場合には、仲間に頼んで商品の機能をアップしてもらうことも必要でしょう。仲間と協力しながら、お客様に商品の価値を認めていただき、なおかつ1,100円で買っていただいたならば、仕事は大成功ということになるでしょう。仲間やお客様と交渉して成功するためには、お互いが得をしたという気分になることが、最も大切なポイントとなります。
これは人間対人間の交渉術ですが、聖書が語っている神様とはどんなお方なのでしょうか。神様は私たち人間を価値の高い、貴い存在として造ってくださいました。だから私を愛してくださっているのと同じように、仲間も、交渉相手のお客様も、同じように愛してくださっています。私たちは神様の存在を知ることによって、仕事をする上での仲間やお客様をも、本当に大切なパートナーとして見ることができるようになります。そのような意味で聖書の神様を知ることは、仕事を円滑に進める上で重要なポイントになるのではないでしょうか。