一人で仕事をかかえると時としてパニックになります。そして仕事の能率も落ちてきます。例えば会社の会議記録を作成する仕事とその記録を文書として管理する仕事を引き継いだとします。会議の記録作成はスピードが要求されます。ですから会議で内容を合意すれば、簡単なメモとしてその場で発信しなければなりません。しかし自分でかかえてしまうと、会議が終わった後、一人で内容を確認し、その後出席メンバーに再度確認してもらい、添削してもらって、ようやく発信することができます。しかしこれでは時間がかかりすぎます。
それでは文書の管理という仕事はどうでしょうか。文書は長い年月にわたる記録等の集積なので、分量が膨大です。引き継いだ文書が十分に管理されていないと、必要もない文書が丁寧に残されていたり、重要な文書が時系列にファイルされていなかったりと、一人で整理をするのは大変です。こんな時管理する方針を決めることによって、何人かの仲間を集めれば、楽に整理を進めることができるようになります。一人でできる仕事の範囲はそんなに広くありませんが、仲間を巻き込むことによって大きな仕事をスムースに進めることができるようになります。
神様はご自身が創造されたすべての人間の能力を知っておられます。そして一人ひとりを巻き込んでその能力を用いてくださいます。私の小さい能力だけではなくて、仲間の大きな能力をも用いて、創造的な仕事を進めてくださいます。このような神様が私の仕事を見ておられるとするならばどうでしょうか。その神様に祈りながら仕事を進める時、神様はあなたの能力を最大限に用いてあなたの仕事を祝福してくださいます。能力を隠すのではなく、最大限に用いてくださる神様を信じて仕事をしてください。