聖書にはパウロというイエス様の弟子が登場します。
パウロはどのようにしてイエス様の弟子になったのでしょうか。彼は最初、イエス様を信じる弟子たちを迫害していました。
迫害とは、イエス様を信じる弟子たちを捕まえて牢に入れることでした。パウロは毎日のようにイエス様の弟子たちを迫害していたのです。
ところがある時事件が起きました。この日もパウロはイエス様の弟子たちを迫害するために「ダマスコ」という町に向かっていました。
ちょうどお昼ころでした。突然天から強い光がパウロ一行を照らし出しました。この光は太陽の光よりも強い光でした。
パウロたち一行はこの光に打たれて地面にたたきつけられました。その時パウロは次のような声を聞きました。
「パウロよ、なぜわたしを迫害するのか」と。パウロはだれの声か分かりませんでしたが、その声の方向に向かって叫びました。
「あなたはどなたですか」と。すると答えがありました。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである」と。
パウロは強い光で目も見えなくなっていました。周りにいる人に手を引いてもらわなければ、歩くことさえできなくなっていました。
パウロはこのような出来事をとおして、イエス様という神様の力を知り、その力によって生かされる弟子になることを決心したのでした。
イエス様という神様は、わたしたちが強がっている時には近くにいません。しかしわたしたちが弱さを強く感じる時、
必ず近くにいて慰めてくださる神様です。どうかイエス様という神様を信じて、その力によって強くなってください。