私がサラリーマンの駆け出しだったころ、どのようにして有給休暇をとろうかと、しばしば考えていました。
その理由は上司がなかなか休まない人だったからです。何月何日に有休をとりたいのですが宜しいでしょうか?とお伺いをたてると、
「何で?」との質問が返ってきました。そして決まって自慢話が始まりました。「俺はもう何年も有休は未消化なんだ。」と誇らしく話し始めるのでした。
こんなやりとりをしながら数年が経過すると、相変わらず理由を聞かれましたが、以前に比べるとすんなり認めてくれるようになりました。
そんな上司でしたが数年に一度、有休をとることがありました。しかしそれは決まって風邪などの体調不良によるものでした。
私は休暇とは何のためにあるのだろうかと考えました。もし体調不良で有休をとったとしても、その前後は本来の仕事ができていません。
そう考えるならば、疲れがたまる前に計画的に有休を取得する。そのほうが確実に仕事の効率が上がるだろうと思うようになりました。
それ以来、有休は100%消化することを目標に仕事をするようになりました。
上司から難色を示された時が勝負です。より良い仕事ができると確信するならば、必ず上司の抵抗に打ち勝って、有休を獲得することができると思います。
聖書は語ります。「第七の日に、神はご自分の仕事を完成され、第七の日に、神はご自分の仕事を離れ、安息なさった。
この日に神はすべての創造の仕事を離れ、安息なさったので、第七の日を神は祝福し、聖別された」と。
私たち人間を創造された神様もまた、その業を終えて休まれました。この神様を信じ、この神様の存在を感じながら仕事をするならば、
必ずメリハリのある仕事をすることができます。