台風15号の猛威が千葉県を襲いました。復旧作業が始まったばかりのタイミングで今度は台風19号が関東地方と東北地方を襲いました。
多くの河川があふれたり堤防が決壊したりしたことによって、甚大な水害に襲われました。かつて100年に一度の豪雨と言われた現象が、年々その頻度を増しています。
かつて定められた基準は基準ではなくなりつつあります。今の規模の自然災害に耐えるためには、インフラ設備の強度を大幅にアップさせなければなりません。
しかしそのためには莫大は費用がかかります。しかも現在の自然災害の規模は、今後さらに大きくなる可能性があります。
人間の幸福や発展を求めて様々な技術が開発され、私たち人間は物質的に経済的に豊かになりました。その反面地球の温暖化はどんどん進んでいます。
人間の幸福を追求した結果が、自然災害の脅威として跳ね返ってくるとするならば、私たち人間はどのように生きたらよいのでしょうか。
聖書はバベルの塔の物語を語っています。旧約聖書の時代にも人々は幸福を追求するために文明を発展させました。その結果彼らは何を考えたのでしょうか。
それは天に届くような塔を建てることでした。天に届く塔によって神様になり代ろうとしたのです。しかし神様はこのような人間の傲慢な思いを見られました。
そして彼らの言葉を乱されました。それまで一つの言葉によって良好なコミュニケーションを取っていた人間は、それができなくなりました。
その結果、塔の建設を断念せざるを得ませんでした。
この話は現代に生きる私たちにも通じるものがあると思います。科学技術を発展させることによって何でもできる。
そのように過信した結果が温暖化による自然災害なのかもしれません。今こそ聖書を通して語っておられる神様の言葉に耳を傾け、
神様の前にへりくだる時ではないでしょうか。そのことを強く感じています。