会社で働く人々が自殺をするというケースが後を絶ちません。
つい最近起きたケースでは言葉による暴力が原因でした。部署に配属されている一人ひとりの能力は異なります。
また得意分野も異なります。しかしそのマッチングがうまくいっていない時には、自分の苦手な分野の仕事をしなければならないことがあります。
自分なりに工夫したり、勉強したりしながら苦手な分野を克服しようと努力します。しかし克服するまでには一定の時間が必要です。
そんな時、「何でこんな簡単なことができないんだ」「いつまで時間をかけているんだ」と言われるとあせります。
連日のように言われ続けると精神的にまいってきます。ここまでであれば何とか持ちこたえられるかもしれませんが、
「お前は手が遅すぎる」とか「能力が低くて使いものにならない」と言われると、明らかに心が傷つきます。
期限が切られた仕事、他者との競争に勝たなければならない仕事の現場では、起こり得る言葉の暴力です。
そんな苦しい時私たちはどうしたらよいのでしょうか。
イエス・キリストという神様は、十字架にかけられる前、周りの人々から唾を吐きかけられ、こぶしで打たれ、
嘲りの言葉を浴びせられました。しかし屠(ほふ)り場に引かれていく羊のように何もお答えになりませんでした。
それは人間の嘲りという言葉の暴力や、その根底にある人間の醜い心を一身に背負って十字架の上で死ぬためでした。
しかし三日目に死者の中から復活することによって、一身に背負った人間の言葉の暴力や醜い心に打ち勝ってくださったのであります。
もしあなたがイエス・キリストの十字架の死と復活という神の力を信じるならば、イエス・キリストご自身が言葉の暴力や醜い心と戦ってくださいます。
そして必ず勝利してくださるのです。その主イエス・キリストが言われました。「あなたがたにはこの世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。
わたしは既に世に勝っている。」と。