聖書の最初の書物は創世記です。この書物の初めには天地創造の物語が記されています。
神が六日の間に天と地と海とその中に生きるすべての被造物を創造し、最後に人間を創造されました。
神は人間を神に似る者として創造されました。神を知り、神と会話をする者として創造されました。
そして人間に大きな使命を与えられました。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」と。
神は人間に、創造された被造物を支配し、その秩序を保つという使命を与えられました。
しかしわたしたちの生きている現実はどうでしょうか。大きな自然災害や人間が造り出した人工物のために、被造物は破壊されつつあります。
人間もまた一生懸命働きますが、その働きに行き詰まり病気になったり、自らの命を絶ったりする人々がいます。
神が定められた秩序はどこへ行ってしまったのでしょうか。
そのような現実の中で思い出さなければならないことは、私という人間は神によって創造された存在であるということです。
行き詰った時、働いている意味がわからなくなった時、神という原点に帰ることができるのです。
神の名を呼び、神に祈るならば、あなたを創造された神は、必ず聖書の言葉を通して答えてくださいます。どうか聖書を開いて神の言葉に聞いてください。