旧約聖書にはアブラハムのお話が書かれています。アブラハムとその家族はメソポタミアに住んでいましたが、ある日神様はアブラハムに語りかけられました。
「故郷を離れて、神様が示す地に行きなさい。」と。アブラハムは神様の言葉に従って、行先を知らないままに出発しました。
アブラハムが75歳になった時、再び神様はアブラハムに語りかけられました。「わたしはあなたを大いなる国民にし、あなたを祝福し、あなたの名を高める」と。
この時、アブラハムには子供がいませんでした。子供のいないアブラハムからどうして大いなる国民が誕生するでしょうか。
神様のアブラハムに対する約束は、あまりにも現実離れしていました。
しかしアブラハムは「あなたを大いなる国民にする」との神様の約束を信じました。アブラハムは神様の約束を信じて、25年間待たなければなりませんでした。
しかしアブラハムが100歳になった時、神様はアブラハムの子としてイサクを誕生させられました。25年という歳月は生まれた赤ちゃんが成人し、会社で働き始めるほどに長い歳月です。
しかし神様のアブラハムに対する約束は、その通りに果たされました。私たち人間の約束はころころと変わってしまいます。しかし神様の私たちに対する約束は変わることがありません。
このような神様を信じて生活をするならば、変わることのない神様が一人ひとりをアブラハムと同じように守ってくださるのです。