最近ネットのニュースで「人身事故」という文字を頻繁に見かけます。
その背景には新型コロナウイルスの自粛要請が一つの要因として関係しているのではないかと推測します。
自粛を要請されても補償の対象にならない多くの人たちがおられるのが現実です。どのように生活費を捻出すれば良いのか。これは大きな死活問題です。
株価が一定の水準を保ち、有効求人倍率も高いために、一見経済が回っているように見えた私たちの社会は、感染症の蔓延によって、
薄い氷の上でかろうじて成り立っていた社会であることが露呈されました。経済が声高に叫ばれますが、その恩恵を受けているのは、
ほんの一部の既得権を持った人たちだけであることもはっきりしています。そのような社会の中で、わたしたちは何を大切にして生きていけばよいのでしょうか。
わたしとあなた、わたしと彼、わたしと彼女という横のつながりからは相対的な優劣の比較しか生まれて来ません。
しかし、わたしはどこから来たのだろうか?との問いを発する時、新しい世界が見えてきます。
それはわたしを本当に大切な人として創造し、地上へと生まれさせてくださった神の存在です。
経済的な困窮の中で、過重労働を強いられる中で、隣人から罵声を浴びせられる中で、神はわたしという存在を、
慈しみをもって見続けてくださっています。わたしという存在を、時を定めて用いてくださろうとしています。
この神が今、わたしと共にいてくださることを想い起こす時、わたしには勇気がわいてきます。
どうかこの神の存在を知り、この神を信じて、新しい人生に踏み出してください。聖書が語る神の言葉です。
「わたし(神)の目にあなたは価高く、貴く、わたし(神)はあなたを愛する。」