ヤコブという人がいました。彼には双子のお兄さんがいました。ヤコブは弟でしたがお兄さんが受け継ぐことになっていたお父さんからの権利を
ある理由から横取りしたために、お父さんやお兄さんの住んでいる家から逃げ出さなければなりませんでした。お兄さんから命を狙われていたからです。
ヤコブは孤独の中で旅を続けました。ある場所に来たとき、ヤコブは石を枕にして眠りにつきました。
すると夢を見たのです。先端が天まで達する階段が地上に向かって伸びていて、神の使いがその階段を上ったり下ったりしていました。
そして神様がヤコブの傍らに立って言われました。「あなたが今横たわっている土地をあなたとあなたの子孫とに与える」と。
さらに神様は言われました。「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。」と。
これからどうなってしまうのだろうかという恐れと不安の中にあったヤコブは、そのような中で、神様が今、ヤコブと共にいて守っていてくださることを知ることができたのです。
聖書の神様は目には見えませんが、いつもわたしと共にいてわたしを守っていてくださるお方です。この神様を信じて勇気を出してください。