仕事をする上で納期を守るということは大切な要件です。しかしその仕事が緊急であればあるほど、プレッシャーが大きくなります。
上司は部下に厳しく要求し、部下がその要求に応えられないと、さらにねじを巻く。
もっと進むと要求に応えられない部下に対して叱責の言葉が強くなっていく。
このことがエスカレートしていくと上司から部下へのパワハラへと進展していきます。
このパワハラによって部下が体調を崩すこともあります。そうすると組織は別の人材を配置する。
忙しい組織では人間が物のように扱われるという状況になってしまうのでしょうか。
キリストには12人の弟子がいました。彼らの仕事は、キリストが語る神の言葉を人々に語り伝えることでした。
12人の弟子たちにもそれぞれの野心がありました。だれがキリストの右に座ることができるのか、どうしたらキリストの右に座れるのかという野心でした。
そのような弟子たちに対してキリストは次のような言葉を語られました。「互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように互いに愛し合いなさい」と。
わたしたちには隣人を愛せないという心の暗闇があります。要求に応えられない部下に対してもこの暗闇が圧力となって襲い掛かるのです。
しかしキリストはわたしたちのこの暗闇という罪を背負って十字架の上で死んでくださいました。このキリストを信じ、このキリストの言葉に聞く時、
わたしたちの心には互いに愛し合うという心が与えられるのです。忙しい職場の中で上司も部下も「互いに愛し合いなさい」との言葉に聞く時、
そこには一筋の光が差し込むことを信じます。