新型コロナウイルスの感染がなかなか終息しません。すべての人がワクチン接種を終えるまでには、どのくらいの時間がかかるのかも定かではありません。
そんな中でいろいろな問題がクローズアップされています。たとえば非正規社員が職を失い路上生活に追い込まれたり、家族が接触する時間が増えることによって、
かえって家庭内のトラブルが増えたり、感染して回復したにもかかわらず、偏見や差別という苦しみを背負ったりと、
これまで見えなかった様々な問題が見えるようになってきました。
そのような意味でわたしたちの生きている社会は、安定しているように見えて、実は微妙なバランスの上に成り立っている社会であるような気がします。
たとえるならば薄い氷の上でバランスを取りながら成り立っている社会と言うこともできるのではないでしょうか。
それでは薄い氷の上で成り立っている社会にあっても、硬い岩の上で安定して生きていくにはどうしたらよいのでしょうか。
聖書は、砂の上に家を建てることと、岩の上に家を建てること、というたとえを用いて語っています。
その違いは時代によって変化する人間の言葉ではなく、時代によって変わることのない神の言葉、聖書の言葉の上に立つということです。
困難や試練が襲ってきたとき、神は聖書をとおしてわたしに何を語っておられるのか?そのことに耳を傾けるとき、
わたしたちは変わることのない神の言葉という、硬い岩の上に立って生きていくことができるのです。