ある村に重い皮膚病を患っている10人の人がいました。イエスさまがその村を通って行かれたとき、その10人がイエスさまを出迎えました。
そして声を張り上げて言いました。「イエスさま、どうかわたしたちを憐れんでください」と。イエスさまは彼らに言いました。
「祭司たちのところに行って体を見せなさい。」彼らはイエスさまの言われたとおりにしました。
すると彼らは祭司たちのところに行く途中で病気がいやされたのです。そして10人の中でひとりの人が大声で神さまを賛美しながら戻ってきました。
そしてイエスさまの足もとにひれ伏して感謝しました。他の9人は病気がいやされたことを喜びましたが、戻って来ることはありませんでした。
イエスさまは戻ってきたひとりに言いました。「立ち上がって行きなさい。あなたの信仰があなたを救った。」
わたしたちは病気になったり、難しいことが起こったりすると「神さま、何とかしてください」と祈ります。
しかし問題が解決すると、祈ったことを忘れてしまいます。それでも問題が解決したことをイエスさまに感謝するとき、イエスさまとの祈りの会話が始まります。
イエスさまに祈ることができるようになるのです。イエスさまという神さまは、どんなときにも感謝して戻って来る人を待っておられます。
そしてイエスさまと祈りの会話が始まることを待っておられるのです。困ったとき、苦しいとき、「イエスさま、助けてください」と祈ってください。
そして問題が解決したとき、「イエスさま、ありがとうございました」と祈ってください。こうしてあなたとイエスさまという神さまとの祈りの会話がスタートするのです。