今から20年ほど前、日本は経済的な絶頂期にありました。国民一人当たりのGDP(国民総生産)では常に世界の上位でした。
ですから正社員が当たり前の時代でした。しかし日本の経済が下降線をたどるにつれて、正社員の比率が下がり非正規社員の比率が上がり始めます。
大学を卒業したにもかかわらず、正社員になれない人たちの数も増えてきました。同じ能力をもっていても正社員と非正規社員の経済格差は働く年数とともに開くばかりです。
日本の経済全体が萎んで行く中で、このような現実を前にしてわたしたちは答えを見出すことができません。
人間を創造された神は聖書をとおして人間が働く意味を次のように語っています。
「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」と。
神が創造されたすべての人間には、神が創造され被造物を支配する使命が与えられている、と語るのです。
たとえ現実の矛盾の中で、答えを見出せなかったとしても、神はすべての人一人ひとりに相応しい使命を与えておられるのです。
その神に頼って、「神よ、わたしに与えられている使命を教えてください」と祈るならば、必ず神は一人ひとりにその使命を教えてくださるのです。
聖書が語る神を信じ、神に祈り、神により頼んで生きてください。あなたを大切な存在として創造された神が、あなたのことを確かに見守っておられるからです。