カインとアベルという兄弟がいました。カインは野菜などの地の産物を収穫し、神様に感謝するためにその一部をささげました。
一方のアベルは羊を飼うものでした。アベルもまた神様に感謝するために、初めて生まれた赤ちゃんの小羊をささげました。
しかし神様はカインの献げ物には目を留められませんでした。一方のアベルの献げ物には目を留められたのです。カインは怒りました。
神様はなぜ自分の献げ物を受け入れてくださらなかったのだろうかと。そうこうしている内にカインの心は暗くなってきました。
そしてアベルがねたましく思えてきたのです。このねたみの思いはだんだんと大きくなり、ついにカインはアベルを殺してしまったのです。
自分の思い通りに行かない時、わたしたちの心には怒りの思いがこみ上げてきます。この怒りの思いは相手に対するねたみへとかわります。
さらにはねたみの思いが大きくなってくると、その人がいなければ、という殺人の思いへとエスカレートしていくのです。
心が怒りでいっぱいになるとき、神様わたしの心の怒りを静めてくださいとお祈りしてみてください。神様はそのようなあなたの心に神様の平和を届けてくださるのです。