国政選挙が近づいてくると、選挙カーから候補者の名前が何度も連呼されたり、駅前での街頭演説がなされたりと、雰囲気が盛り上がってきます。
しかし選挙が終わり、当選した議員たちが国会に登庁したあと、どのような活動をしているのかについては、自分で情報を取りに行かない限り、ほとんどわかりません。
そうこうしている内に国会議員の不祥事が発覚します。しかし辞職することもなく国会議員を続け、税金によって高額な報酬が支払われ続ける現実を見るとき、
やりきれない思いになることもしばしばあります。この人なら大丈夫だろうと思って選んでも、実際にはそうではなかったという例は、変わりやすい人間の選挙にはつきものなのかもしれません。
しかし、聖書は語ります。「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました」と。
人間が人間を選ぶときには、選ばれる人がどんな考え方をしているのかを基準にして選びます。ですから選ばれる人が心変わりしてしまうならば、選んだ人は裏切られてしまいます。
しかし神が人間を選ぶ場合には、天地が創造される前から、神が一方的にその人を愛して、選んでくださるのです。
その人が心変わりしても、その人が神に背を向けても、神は選んだ人を決して見捨てることはありません。
そして神はその人の人生と共に歩んでくださり、地上の生涯を全うしたあと、神の住む天の国へと凱旋させてくださるのです。
変わりやすい人間の選挙とは次元の異なる神の選びに身をゆだねてください。神は必ず選んだあなたを平和な生活へと招いてくださるのです。