聖書にはアブラハムという人が登場します。彼は文明が発達していたメソポタミアに住んでいました。あるとき神様はアブラハムに語りかけました。
「ここを出発してわたしが示す地に行きなさい」と。しかし行先は知らされませんでした。それでもアブラハムは、神様の言葉に従って出発しました。
あるとき神様は、アブラハムに約束されました。「あなたに星のように数えきれないたくさんの子孫を与える。そして子孫が住むための土地を与える」との約束でした。
しかし、アブラハムには子供もなく、どこが約束の土地なのかも分かりませんでした。それでも、アブラハムは神様の言葉を信じたのです。それから25年の歳月が流れました。
そしてアブラハムに待望のイサクという男の子が与えられました。アブラハムは約束の土地を見ることはありませんでしたが、子孫がその約束を見る、そのことを信じて天国へ旅立ったのでした。
神様というお方は、私たちに必ず実現してくださる約束を与えてくださいます。しかしそれがいつ実現するのかは教えてくださいません。
そのような中で私たちが信じて待つとき、神様は必ず約束の実現を見させてくださいます。
苦しいとき、どうしていいか分からないとき、この神様に祈ってください。信じて待つあなたに、神様は必ずふさわしい答えを与えてくださいます。