私たち一人ひとりにはそれぞれ異なる才能が与えられています。
自分はあまり才能がないと思っている人でも、他の人がその人を見ることによって、
その才能のすばらしさに気づかされることもあります。
一方で、自分にはたくさんの才能があると自負している人にとっては、
他の人を見下す言動や行動をとってしまうこともあります。
自分が持っている才能とは何なのでしょうか。
聖書は語ります。
「あなたをほかの者たちよりも、優れた者としたのは、だれです。
いったいあなたの持っているもので、いただかなかったものがあるでしょうか。
もしいただいたのなら、なぜいただかなかったような顔をして高ぶるのですか。」(コリントの信徒への手紙一4章7節)と。
聖書は私たちが持っている才能は、すべて神からいただいたものだと語ります。
美しい声も、流ちょうな話し方も、健康な体も、他者を思いやる優しさも、すべて神がその人に与えた才能だと語るのです。
そうであるならば、私は美しい声を持っているがあの人は聞きにくい声だとか、
私は健康だがあの人は弱いとか、私は優しいがあの人は思いやりがないと言って、他者を見下してもよいのですかと聖書は語ります。
逆に私は何をやってもだめですと自分を卑下してもよいのですかと語りかけます。
私に与えられた才能はすべて神からいただいたものであるならば。私たちはその才能を感謝して神に使っていただくことができるのです。
その時私たちの才能は、神の力によってすばらしく輝くものとなるのです。