聖書にはモーセという人が登場します。モーセはイスラエルの民を約束の地カナンに導き入れる使命を神様からいただきました。
そしてカナンのすぐ近くまで来たとき、偵察隊を遣わしてこれから入っていく地を調べました。
帰ってきた偵察隊は、カナンの地が、土地の肥えた、たくさんの作物を生み出す地であることをモーセに報告しました。
しかし一方でそこに住んでいる人たちは背が高く、戦っても勝ち目がない相手だとも報告しました。
カナンの地を約束の地として与えると言われたのは神様です。しかし、偵察隊の話を聞いたイスラエルの民たちは、カナンの地に入って行くのはやめようと言い出したのです。
神様の約束を信じて、どんなに強い相手がそこにいたとしても、神様の力によって、相手を乗り越えることができる、と考えるのか?
現実を見てすぐにあきらめてしまうのか?神様はそのことをイスラエルの人々に問いかけました。
私たちにも同じことが起こります。聖書が語っている神様の言葉を信じて進むならば、そこに必ず道が開かれる、これが、聖書が私たちに教えていることなのです。