どの国でも同様だと思うのですが、政治家は世論調査の結果に敏感です。そして支持率が一定の数値を下回ると、目に見えてあたふたとしてくるのが分かります。
世論があって政策が実行されるのか、それとも、政策があって、それに世論がついてくるのか、この二つの流れには大きな違いがあります。
信念を持った政策を実施した結果、世論はどう反応するのか、この流れで進もうとするならば、政治家には確固とした信念が求められるでしょう。
聖書にはイスラエルの民が、神から与えられると約束された土地に向かって旅をする物語が語られています。神はモーセという人をその旅のリーダーに任命しようとしました。
するとモーセが言いました。「わたしは何者でしょう。どうしてファラオのもとに行き、しかもイスラエルの人々を導き出さねばならないのですか。」(旧約聖書出エジプト記3章11節)と。
使命があまりにも大きかったのでモーセは立ちすくんだのです。すると神がモーセに言いました。「わたしは必ずあなたと共にいる。そのことこそ、わたしがあなたを遣わすしるしである。」(12節)と。
モーセは、全能の神が自分と共にいてくださることに気づかされ、神によって信念が与えられ、使命を果たすことができたのでした。
自分の力をはるかに超える使命が与えられると、私たちは立ちすくみます。しかし、その使命が全能の神から与えられた使命であることを知るならば、自分の小さい力を捨てて、全能の神の力により頼み、
その使命を全うする結果へと導かれるのです。結果を恐れるのではなく、神から与えられる信念に固く立って、大きな使命に挑戦してください。全能の神はいつもあなたと共におられます。