仕事をするとそれに見合う対価として報酬が支払われます。ですから仕事をしている人にはその仕事に対する責任が伴います。
仕事ではいろいろな場面に遭遇しますが、課題を乗り越える時には大きなプレッシャーが立ちはだかります。
特にだれも経験したことのない分野の課題の場合にはなおさらです。時には逃げたいとの思いと戦うこともあります。
しかしそこで乗り越えるのか、それとも乗り越える前に諦めるのかによって、その仕事の達成感や、次の課題に対する動機付けに大きな差が出て来ます。
旧約聖書に登場するモーセという人は、神から大変大きな仕事を任されました。それはエジプトの国で奴隷となっていたイスラエルの民全体を、救出するというとてつもなく大きな仕事でした。
モーセは神という上司からこの仕事をもらおうとしていました。しかしモーセは恐れて言いました。「わたしは何者でしょう。どうしてファラオ(エジプトの王様)のもとに行き、
しかもイスラエルの人々を導き出さねばならないのですか。」(出エジプト記3章11節)と。上司である神はモーセに言いました。
「わたしは必ずあなたと共にいる。このことこそ、わたしがあなたを遣わすしるしである。」(出エジプト記3章12節)と。
私たちも、とても難しい仕事を上司からもらったとき、私には無理だと感じることがあります。しかしその背後に大きな上司である神がいることを確信できるならば、
必ず神があなたの難しい仕事に解決の道筋を示してくださるのです。困難に直面する時にこそ、聖書の中で語っておられる神という上司があなたと共にいてくださることを思い出してください。