皆さまも聞いたことのあるノアの箱舟の物語が、旧約聖書に記されています。ノアが生きていた時代は、多くの人たちが神様のことを忘れ、
自分たちの楽しみだけのために生きていました。自分さえよければ大丈夫と考えている人たちがたくさんいたので、周りの人と喧嘩をしたり、
弱い人たちをいじめたりしていました。だから世の中がどんどん悪い方向に進んでいきました。神様はそのような人たちを見て、悲しみました。
そして一人の人に注目しました。その人はノアと言いました。ノアは、いつも神様のことを考え、神様が言われることに忠実に従っている人でした。
ある日神様はノアに、箱舟を造るように命じました。その大きさや形や箱舟の中の部屋の作り方まで指示されました。
神様に忠実に従っていたノアは、神様の言われる通りに箱舟を造りました。神様のことを忘れていた周りの人々は、ノアのことを笑いました。
「天気がいいのに何で舟なんか作っているのですか?」と。ノアは神様が言われた通りに、箱舟の中に入る動物を選び舟の中へと置きました。
それから少したったとき、雨が降り始めました。雨は40日40夜降り続きました。そして地上に生きる人間や生き物を飲み込んでしまったのです。
しかし、ノアの8人の家族と選ばれた動物たちは、箱舟の中にいたので大洪水から救われました。
今の私たちが生きている時代もノアの時代と似ています。ほとんどの人が神様のことを忘れています。しかしほんのわずかの人たちは、教会の日曜学校に来ています。
神様のことを忘れていない人たちです。今はノアの時代のような大洪水は起こらないかもしれませんが、神様のことを忘れていない人たちは、
難しいことや悲しいことが起こったとき、神様助けてくださいとお祈りします。そして必ず神様は助けてくださるのです。
毎週日曜学校に来て、神様のことを忘れないようにしてほしいと思います。