私たちの人生には時として不思議なことが起ってきます。
つい先日のことですが、我が家のリビング・ルームに突然一羽の雀が現れました。
窓も入口も全部閉まっていましたので、とても驚きました!
実は今もってその原因を突き止めたわけではありませんが、
どうもベランダの屋根のどこかに小さな隙間があって、
そこから元気な雀が迷い込んできたのではないかと思われます。
本当に珍しいことですが、これは単なるハプニングです。
さて、聖書が証言しているイエス・キリストの復活は、正真正銘の奇跡です!
一番古く最初に書かれたと言われる、マルコ福音書の記事によりますと、
その日の早朝、イエスが埋葬された墓に行った3人の婦人たちが最初見たのは、
入口の大きな石が脇に転がされていて、中が空っぽになっているお墓でした。
「だれかが墓を開けた!」「さては墓どろぼうの仕業か?」
瞬間、皆の心に浮かんだのは、このような思いだったはずです。
しかし婦人たちが墓の中で次に見たのは、「白い衣を着た若者」すなわち天使でした。
そして「イエスはよみがえられた。行って弟子たちに知らせよ」と告げられたのです。
全く予想だにしていなかった出来事が婦人たちの目の前で起ったのです。
ところが、「婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。
そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。」と、著者のマルコは語り、
福音書はここでプツンと不自然な感じに終わっています。
これは何を意味しているのでしょう?
そうなのです!イエスの復活の出来事(奇跡)は、イエスを心から信じ愛していた婦人たちにとっても、
はじめのその時は、震え上がるほどビックリ仰天する出来事だったのです。
彼女たちは、イエスが十字架につけられた時、ペトロたち弟子が逃げ去ってしまう中でも、
気丈にも十字架の側近くまで行き、イエスを見上げてその死の姿に耐えたのでした。
それほど信仰深かった婦人たちです。
しかし、その彼女たちもイエスの復活の事実の前では驚き恐れたのです。
確かにとても信じ難い出来事です。
しかし事実、イエスはよみがえられたのです。そして今も生きていらっしゃるのです。
「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。」(ヨハネの黙示録3:20) と、
復活の主イエスは、私たちに語りかけています。
もし心を開いて信じるなら、だれでもイエスのよみがえりが分かるようにされるのです。
これは、雀が飛び込んできたハプニングにはるかにまさって、確かなことです